今年は9日連続のお盆休み。体温より高い気温が続く地元を離れ、のんびり避暑地へ。
まずは何度も訪れた事のある乗鞍へ。
車内の外気温計が見る見る下がっていく、あぁ幸せ!

行きに塩尻にある「チロルの森」へ寄ってみたが、驚くほど犬連れの人も多く
昼食のテラス席の確保が難しいかも・・・と受付で言われ、
日中の暑さでPIXYがバテそうな事も配慮して引き返すことにした。
いやいや、犬連れ旅行の人って年々増えてますねぇ。


乗鞍・一の瀬園地


乗鞍に到着すると必ず立ち寄る「一の瀬園地」
中の遊歩道は、散歩に持って来いのコース。
牧場や池があり、のんびり犬連れで歩くには最適。

一の瀬園地情報はこちら




でもその前に、いつものアレ。
PIXYもちゃんと判ってるこの顔(笑)
美味しいソフトクリームを食べて休憩。
食後のひと浸かり。
小川でも見落とす事無く、かならず浸かる。
浸からずには居られない習性の水犬。


さぁ、歩こう!と思った矢先、雨が降り出した。ここは明日も来れるので、またゆっくり散策するとして、
今晩のつまみを仕入れに行く事にした。とうちゃんが以前TVで見て、チェックしてた山奥のチーズ工房を目指す。
ガイドブックには、店はわかり難い所にある為辿り着けた人だけが美味しいチーズにありつけると書かれていた。

本当に山奥のくねくね道・・・でも辿り着けた。旨いチーズを買いあさろう。


清水牧場チーズ工房







山奥のわかり難い場所にもかかわらず、たくさんの人が買いに来てた。
買いあさるなんて、とんでもない。高級チーズで、これだけ手に入れるだけで3千円以上。

購入したのは「森のチーズ」と「山のチーズ」
森のチーズは癖があり、当店初めての方は食べれないかも・・・と何度も念押しされた上、
熟成の若いものにしては?と勧められ、1ホール購入。
食べたらなんの問題もなく、美味しく頂けた。
山のチーズはオーブンかテフロン加工のフライパンで温め、パンに乗せて食べるのがお勧めらしい。
こちらは1カット購入。ワインも揃え、今晩の楽しみに、しばし取っておこう。
チーズ工房の情報はこちら


買出しを済ませ乗鞍に戻る。
今晩は、たくさんの登山客に使われる駐車場で車中泊。
今晩のつまみに向かいの土産物店で、名物のおやきと新鮮な生の野菜を買った。



湯けむり館(情報はこちら






PIXYの夕方の散歩を済ませ、温泉に入る。
今晩泊まる駐車場から歩いてすぐ隣
「湯けむり館」で、のんびりゆったり。

乳白色のお湯は肌がすべすべになる。
露天風呂からは天気が良いと乗鞍岳が見渡せる。


夕食

駐車場での夕食の為、おおっぴらに火を使うのは止めて、
買って来た物で簡単な夕食。

まずは、チーズ工房の「森のチーズ」を切り始めると
今まで車内で寝てたPIXYが、匂いに釣られ
むっくり起きてきた。
高級チーズは勿体無い、代わりに生のきゅうりをやると
嬉しそうにしっぽを振って食べる。
自分の欲しいものと全然違う味なのに、それでも
喜ぶのが可愛い(笑)

茄子のおやきも美味しかった。

食べ始めると、一足先に呑み始めてた隣の車のご夫婦が声をかけてくれた。
すでに酔い初めているらしい人の良さそうなおじさんは、話の中に「私〜、茨城の水戸から来たんですけども〜」
と方言訛りで何度も言う。その方言がとっても可愛らしくて、ほのぼのした気分にさせてくれる。
ご主人が毎年、自分で作る「きゃらぶき」を分けて下さった。
地元でみんなで張り合って作るらしく、おじさんの自信作。
普通のきゃらぶきと違ってまっ黒で、その色を出すのが難しいのだとか。
頂いてみると本当に美味しくて、ビールが進む。畑で獲れたプチトマトもくれた。

お返しに切ったばかりのチーズを食べてもらうと、ご夫婦で喜んで「美味しい、美味しい」と言ってくれる。
思いがけず素敵な人達と楽しい晩酌になり、すっかり和む。
お2人は以前飼ってた犬を亡くしてからは、次の子が欲しくても手が出せないのだと言って、
PIXYを我が子の様に可愛がってくれた。
PIXYは嬉しそうに何度も撫でてもらい甘える。

野外でこんな良い出逢いがあると、本当に嬉しくなる。
翌朝、住所を聞いて写真とお礼状を送りたかったのに、おふたりは登山の為早朝に出発してしまったらしく残念。
あんな風に、いつまでも仲良く2人で旅したり、登山したり出来る夫婦でありたいと願い、この夜は車内で寝る。
私のシュラフに巻き付く様にPIXYがくっ付いてきたが、全然暑くなく抱きしめて眠った。

明日は北杜市を目指す。 2日目へ
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